カテゴリー: 漆 Urushi
主に漆のことを投稿致しますが、蒔絵の投稿の中に漆自体の記述がある投稿は重複する場合もあります。I mainly post about lacquer “urushi”, but posts with a description of lacquer “urushi” itself in the Maki-e post may have overlapping categories.
真っ白ではない「白漆」 White lacquer that is not pure white
昨日の投稿で真っ黒の黒漆を取り上げたので、今度は白漆について投稿したいと思います。 漆の黒は、漆黒と呼ばれるほど真っ黒ですが、それに対して、白は真っ白ではありません。茶色っぽいクリーム色、肌色をしています。 I took...
「漆黒」という漆の黒色 The black color of lacquer called “jet black(Shikkoku)”
「漆黒」という言葉、よく小説や本などで真っ暗闇や深い黒色を表すのに用いられる単語ですが、もちろん黒漆が由来というのをご存知ですか? The word “jet black(Shikkoku)” i...
漆の成分と硬化メカニズム Lacquer Urushi composition and curing mechanism
漆液の成分組成について科学的に分析している参考文献よりまとめていきます。漆は他の塗料のように溶剤や水分が蒸発して乾くようなメカニズムではありません。 I will summarize from the reference...
日本の漆掻き Urushi Scratch in Japan
先日、テレビ所さんの番組で輪島塗の紹介があり、ちゃんと漆掻きの説明からしていてとても嬉しく思いました。テレビでは番組時間も限られているため、省略されてしまうことが多くいつも説明不足を感じていました。そこで今回はさらに漆の...
「漆かぶれ」 Lacquer “Urushi” rash
漆や漆器というと「かぶれる」からと敬遠される方もいるかもしれません。 しかし、漆はしっかり乾いた状態であれば、かぶれることはありません。そして一度硬化した漆は二度と液体の状態に戻ることはありません。 正しく漆を理解し、向...
植物「ウルシ」の仲間たち② Friends of plant “Urushi” part 2
植物「ウルシ」の仲間たち①では遠い親戚、ムクロジ目の同じグループのムクロジ科とミカン科の植物をご紹介しました。こちらでは近い親戚「ウルシ」の名前の付く「ウルシ科」の仲間たちをご紹介します。 ウルシ科の植物は83属860種...
植物「ウルシ」の仲間たち ① Friends of plant “Urushi” part 1
この投稿は植物「ウルシ」の投稿の続きです。繋げて読んでいただければ幸いです。 This post is a continuation of the post of the plant “Urushi̶...
植物「ウルシ」 A plant “URUSHI”
今まで投稿してきた「漆」「うるし」がどの植物を指すのか? 今度は植物学の観点から見ていきたいと思います。 Which plant does the word lacquer “漆””うるし”(URUSHI) ...
和名「うるし」 Japanese name 「urushi」
中国から伝わってきた漢字「漆」の音読み「シツ」「シチ」「セツ」「セチ」「シ」ですが、一体いつから和名(訓読み)「うるし」となったのでしょうか? 明確な資料や古書にはいつからとは明記はなく未だに解明されていません。 しかし...
漢字「漆」 Kanji 「漆」
常用漢字 「漆」 Kanji 「漆」for regular use in Japan 総画数Kanji total number of strokes 14画 14 strokes 部首Kanji radical 氵(さ...